たまに心に直径数センチの完全な穴があいて、そこを風が通るたびに古い建物みたいにきしんで少し痛む感覚があるのがすごくさみしくて独特なつらさが好きで、でもそれって「みんなある」ことで、「みんなある」なことが嫌な自分が嫌で、私、いつだって誰かの満員電車の乗客だから、せめて絶望だけは私の色でいてほしい。

 

みーんなひとりぼっちで、でもみんなひとりであることに関していえば誰もひとりじゃない。みんな同じ。

テレビつければこれみよがしに正義振りかざす中年のおじさんコメンテーター、なんで生きてるんだろう。

 

こうしん。

 

更新だ、生きるというのは。行進だ、まわりに合わせるし。交信だ、コミュニケーションとるからね。口唇は、んー、ちゅーするから、ってこれは無理やりか。

 

なんで生きてるんだろう、って、これは哲学とか大それた悩みとかそういうんじゃなくて、あれだ、情動語?だ。

猫はにゃー、犬はわん、人間は「ナンデイキテルンダロウ」なんだ、多分。いや、ないか笑

 

退屈。幸せ。なにもないけど。