バイト先の休憩室が好きだ。


扇風機の風になびく洗濯物に、日向ぼっこに最高なお昼の日差しの明るさが窓から差し込んでいる。私には誰も干渉しない。贅沢な退屈。閉塞とは程遠い拘束。
一時的な居場所、もしくは避難所。

 

幸せなときっていうのは、幸せが終わることに怯えてるときってことなんだよな、って言葉がこれでしょ、って漫画という媒体を通して私に微笑む。
そう、それ、って受け取る。

 

なにも怖くない。同時に怖い。心から安らいでることに不安になる。

 

思えばこの休憩室は、すごく病室に似ている。空気感といい、絶妙な人の気配と温度が。柔らかい隔離感が。否定もしないし肯定もしない。でも全く排他的じゃない。

 

プラスチックのゴミが空を泳いでた。

 

いつまでここにいれるんだろう。

期間限定の最高の居場所。