性格って、徐々に変わると思ってた。

お湯が段々と冷めていくみたいに。1秒前と1秒後の違いが全くわからないのに10分後だとわかる、みたいな。緩やかに、でもたしかに変化せざるを得ないと思っていた。

 

でも、私は昨日と今日で性格が変わってしまった気がする。

恋愛によって変えられたとか、ある本に出会って雷が落ちたような感銘をうけて変わったとかそういうんじゃなくて、

なんというか、今まで信じてきたものや言葉が他人の短冊の願いみたいに「たしかにそこにあるけど関係のないもの」になってしまった感覚。

 

すごく真面目に人生について考えてきた。

私の強みを活かして社会で働きたい、誰かの役にたちたい、誰かの役にたってない自分なんている意味がない。

人生の最大の目標が「自立」、正しいことだけをして生きていきたいと心から思った。

 

でも、どうでもいいよねって笑える友達ができて、生活の前後から切り離されるような絶望にも似た幸福を与えてくれる人と混ざって、なんだかもっと投げやりになっても大丈夫、傷をおそれるくらいなら、傷ついたことに喜ぶ変態になってやろうって思ってしまった。

 

「世間一般での幸福の形ではない幸せもあるのだ」っていう言葉すごいすき。

 

人生ゲームのコマを一個すすめたというか戻ったというか外れたかんじ。

かつての自分の悩みの渦中にいたコマを俯瞰してみると、自分が思ってたより純粋だったのかなって思えてくる。

 

これからこうやって同じ人間なのに価値観が変わっていくのかな。

セテウスの船じゃないけど、ちょっとずつ価値観がかわって過去の自分じゃなくなっていくと、自分ってなんなんだろうという初歩的な哲学に舞い戻る。

 

 

 

 

バイト先の休憩室が好きだ。


扇風機の風になびく洗濯物に、日向ぼっこに最高なお昼の日差しの明るさが窓から差し込んでいる。私には誰も干渉しない。贅沢な退屈。閉塞とは程遠い拘束。
一時的な居場所、もしくは避難所。

 

幸せなときっていうのは、幸せが終わることに怯えてるときってことなんだよな、って言葉がこれでしょ、って漫画という媒体を通して私に微笑む。
そう、それ、って受け取る。

 

なにも怖くない。同時に怖い。心から安らいでることに不安になる。

 

思えばこの休憩室は、すごく病室に似ている。空気感といい、絶妙な人の気配と温度が。柔らかい隔離感が。否定もしないし肯定もしない。でも全く排他的じゃない。

 

プラスチックのゴミが空を泳いでた。

 

いつまでここにいれるんだろう。

期間限定の最高の居場所。

 

 

絵や文章を書き殴ってるときが落ち着く。

 

いつもほぼ毎日携帯のメモ帳やカレンダーアプリのメモ帳にかくけど、見られたら嫌だな。一番嫌だな。

 

宇宙の形がなんなのかわかんない。でも多分球状だと思う。

地球は球だし、

月も。

 

人間は多分鏡状の球で、「その人が見えてる私のこの面はあの人には見えてなくてあの人に見えてるこの面はその人には見えてない」みたいに、誰かにまるっと全部見せることって不可能なんじゃないかって思う。

でもいつもまわりの鏡で。でも鏡でうつしてるのもまた鏡で。

 

性欲。子孫繁栄のために生きるなんてきいたことあるけど本当にそうなのだろうか。結局人は「自分をインストールしてくれるなにか」を探しながら「インストールできるなにか」のオリジナリティを高めたいから葛藤するのではないか。

 

自分を空っぽにしたい、という欲。

真っ黒で。

真っ白。

 

結局人に与えたものしか自分じゃない。

でも自分は与えられた他人のなにかでしかできてない。

 

完全な、いびつな球状。

人に与えない秘密が私を生かす。与えるものが私なのに。

 

何億年をへて両親から生まれ、たったの数十年で死んで、そこからまた概念として表せないくらい膨大な時間が流れていく。宇宙からしたらコンマ何秒。神様なんていないよ、きっと。

永遠と錯覚するような一瞬の人生の中の、本当の一瞬の中に自分の永遠を見出して、ポケットにいれておく。

 

この世界は自分だけしかいない。もしくは、自分以外しかいない。

 

なにかいてんだ自分…

 

 

 

たまに心に直径数センチの完全な穴があいて、そこを風が通るたびに古い建物みたいにきしんで少し痛む感覚があるのがすごくさみしくて独特なつらさが好きで、でもそれって「みんなある」ことで、「みんなある」なことが嫌な自分が嫌で、私、いつだって誰かの満員電車の乗客だから、せめて絶望だけは私の色でいてほしい。

 

みーんなひとりぼっちで、でもみんなひとりであることに関していえば誰もひとりじゃない。みんな同じ。

テレビつければこれみよがしに正義振りかざす中年のおじさんコメンテーター、なんで生きてるんだろう。

 

こうしん。

 

更新だ、生きるというのは。行進だ、まわりに合わせるし。交信だ、コミュニケーションとるからね。口唇は、んー、ちゅーするから、ってこれは無理やりか。

 

なんで生きてるんだろう、って、これは哲学とか大それた悩みとかそういうんじゃなくて、あれだ、情動語?だ。

猫はにゃー、犬はわん、人間は「ナンデイキテルンダロウ」なんだ、多分。いや、ないか笑

 

退屈。幸せ。なにもないけど。

 

この前みた映画「リリイシュシュのすべて」の青い閉塞感がなんとも最高だった。あの後味の悪さ。と、同時にある爽やかさ。吐き捨てられたミントのガムみたいに。

 

それをみて思い出した、おやすみプンプン

っていう漫画もすごく好きで、漫画は一冊ももってないし買うとは思わなかったけど全巻揃えたいなぁと思ってる。登場人物も世界観も大好きなんだけど、特に主人公のお母さんが好き。不器用で、繊細で、どうしようもなく不安定で。孤独とか虚無感とか絶望とか切なさとか、花火にしたらどんな色なんだろう。

 

クリープハイプのヴォーカルがかいた本もそういえばこの類で好き。クリープハイプのヴォーカルの声、すごく好き。

 

みんなの神様的な絶対的なものってなんなんだろう。

真夏、はしゃいでホースで水を出した時にみえる虹を掴んだ、あの感触。触れられないのだ。きっとずっと。

 

完璧な遺書を残して死にたい。

死んだ後に、悔やまれるような…死んではじめて生きるような、そんな文章をまとめるんだ。

切り口は、そうだ、実は死んでしまった。とかにしよう。実は、といいながら周知の事実。シュールで、拍子抜けするだろう。
そして、死んだ理由。正直これは適当でいい。なぜなら、いついかなる理由があろうとも、それが「死んでいい理由」には、絶対に、ならないからだ。
テレビがつまらなくて、チャンネルの変え方も知らずに番組開始数分でバチンとテレビを消す感覚で死んだとでも書いておこう。曖昧でいいんだ、こういうのは。
もしくは、見たくない番組がやっていたから消したとでも書いておこう。逃げたつもりが、戻ってこれなくなったと。逃げたつもりが、死人を後追いしてしまった。逃げてんのか、追ってんのか、わからない。ははは、とでも書いておけばいいだろう。遺書でウケを狙っても、どんなに面白くても、滑る。人間は、不謹慎なときに笑わない生き物なのだ。

その後は、感謝と、謝罪を適度に書いておこう。地球あたりに住んでる人間っぽいやつ全員と、そこらへんの草木と、発達した機械にアリガトーというんだ。あとはゴメンねって、これは死んだときにショックに思う人たち向け。ソーリー、である。

19年間で得たものは沢山あった。失ったものは一つもなかった。色んなものを持ちすぎたのだ。荷物が多すぎて、目的地に着くまでに観光ツアーをリタイヤしてしまった。

死んだら、私は1週間くらいで色んな人間から忘れられるだろう。
まあ、1週間くらいで覚えられたような人間だから、当たり前だ。

(´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)

ひまだー!!!!!!!

18からおもってるけどもう人生いいや。
さみしさとか息苦しさとかもう全部全部丸めてポイだ。
自殺は親不孝?
事故がいいかな。事故なんてそうそう起きないよ。
電車かなんかで人質に囚われて、ピストルかなにかで、一瞬で殺されないかな。私の能天気な発言がキチガイみたいなやつの怒りに触れてさ。
「19歳 女学生の謎の発言『柿ピーの後ろ足にエリンギ』が犯人を逆上させ 殺害に 」みたいな、うん。もう生きるの疲れた!!

 

、、と、いう日記というかメモがカレンダーアプリからでてきた。日付は2月22日。

 

たしかに絶対に不幸ではない、でも、たしかに(主観的に)苦痛な日々は私を安心させる。

ダメだってわかっていても、なにものってないカートがかしゃんかしゃんと音をたてて下っていくのを走って追いかけられない。

 

(なにかいてんだ自分)

 

今週のお題ゴールデンウィーク2017」

 

最低のゴールデンウィークの幕上げだ。

 

バイトに落ちた、という旨のモーニングコールで目覚め、ゴールデンウィーク初日、私のぼろぼろの幕が上がった。

 

1人で応募した住み込みの温泉地リゾートバイトに今年のゴールデンウィークと私の若さの全てを捧げるつもりだったが、あっけなく失恋してしまった。

 

旅にいくにはお金も時間もないし、親の了承も得られないだろうし、計画性もない、けど、違う世界をみてみたい、少し、自己満足でいいから遠くにいきたい、でも心配はかけたくない、という私にとっては最高の条件だったのだが、やっぱり神様がまだはやいと思ったみたいだ。

 

電話にきちんと感謝の意を伝え丁寧にきって、日中をだらりと過ごして、家族分の夜ご飯をつくってバイトにでかけた。

 

帰りに、生まれて初めて人間に目を奪われて、ああ一目惚れってこれのもっと酷いやつなんだろうなと思った。

その人はくったくたの白いTシャツにジーンズをはいた40代くらいの男の人で、タバコを吸いながら夜空をあおぎみて適当に歩いていて、それはそれは素敵で、ここ最近みた情景で一番好きだった。春の夜に免じて、変な人を装って変な風に話しかけて困らせれば良かった。うそ。でも、最高のゴールデンウィークの幕上げだ。